ブログ記事タイトルの賢い付け方「Googleトレンド」と「Googleキーワードプランナー」の使い分けまとめ
著者
藤井克成株式会社大和広告 イマジナクトラボ主席研究員
大和広告ではクリエイティブユニットとして、印刷物やWEBのデザインを担当。またイマジナクトラボ研究員として、デジタルを中心としたマーケティングを研究し、イベント企画運営やコンテンツ制作にも携わっている。マーケティング、ソーシャル、デザイン、アート、デジタル、教育に興味あり。
こんにちは。イマジナクトラボの藤井です。
コンテンツマーケティングを実践しながら感じたことや、わかったことをできるだけわかりやすくまとめて発信していこうと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。
今日はブログを書く時に誰もが悩む「タイトル」の付け方について、使うべきツールの違いやポイントなど、コンテンツマーケティングの視点で使い方をまとめて記事にしてみました。
何気なくテーマやタイトルを選ぶのではなく、ツールできちんと調べた上で言葉を使うことで、客観的にアクセスアップに貢献できる言葉(キーワード)の選定ができますよね。ブログを書いている人、まさにこれから書こうとしている人にはぜひ参考にして頂ければと思います。
ブログ記事を書く時にどうやってタイトルを決めていますか?
突然ですが、ブログのタイトルってどうやって決めていますか?
「内容やテーマに応じてなんとなく・・・」
「自分が書きたいタイトルを自由に決める!」
いろいろなやり方があると思いますが、コンテンツマーケティングの視点でブログを考える時には、やはり「ターゲットにより近いユーザーのアクセスをできるだけ多く集めて読んでもらう」ことが重要です。
となると、タイトルを決める時にもどんな言葉(キーワード)を使うとターゲットユーザーに読んでもらいやすいのかをしっかり調べてつけるべきです。
例えば
「ECサイト」と「ネットショップ」
「スマホ」と「スマートフォン」
「レインコート」と「雨がっぱ」
などのような同じ意味の言葉を使う時にどちらを選ぶべきか?
タイトルに入れておいた方が良い関連キーワードは何か?
旬なキーワードは何か?(もしくはどちらか?)
などを考える時に、「勘」や「経験」もしくは「好み」による判断では、思うような結果にはなりにくいですよね。
そんな情報がすぐわかる無料ですぐに使える便利なツールとして「Googleトレンド」と「Googleキーワードプランナー」についてご紹介します。
- Googleトレンド
- Googleキーワードプランナー(※利用するにはGoogle AdWordsのアカウントが必要です。)
これらは結構前から公開されているツール(ただし、キーワードプランナーは2013年7月にキーワードツールから名称・機能変更。変更点はこちら https://support.google.com/adwords/answer/3141229?hl=ja )なので、すでに使ったことがある人も多いのではないかと思います。ただ今回は、単純な使い方や機能の紹介ではなく、コンテンツマーケティングの視点で、2つのツールの比較や、使い分けのポイントなどをまとめてみました。
キーワード選定やコンテンツの企画にも使える無料ツール「Googleトレンド」と「Googleキーワードプランナー」
「Googleトレンド」は簡単にいえば検索のトレンドがわかるツールです。今どんなキーワードの検索数が多いのかを調べたり、任意のキーワードでの検索ボリュームの推移や比較などができます。しかも国やカテゴリ、期間などでソートも可能です。
「Googleキーワードプランナー」は基本的にはリスティング広告のキーワードを決めるためのツールですが、月間の検索数が分かる、関連キーワードを幅広くチェックできるなどのトレンドにはない機能があります。ただ、Google AdWordsのアカウントを持っていないと見られないので、見るためにはアカウントを作る必要があります(アカウント開設は無料)。
2つのツールの違いを簡単にまとめてみました。
※1の検索オプションとは、画像検索、ニュース検索などのGoogleの検索のオプションです。通常のテキストだけでなく、画像やニュースでの検索数の推移を知ることでユーザーが求めているものを推測できるかと思います。
※2の地域は、検索地域を主要な都市まで絞り込むことができるという機能です。飲食店などの来店型の地域をターゲットとしたビジネスはターゲットを細かく絞れるので便利ですね。
比較してみると、トレンドの方は時系列での推移や比較に強みがあり、キーワードツールの方は関連キーワードや具体的な検索ボリュームを知る時に便利です。
当たり前ですが、どちらもただのツールですので、目的に応じて使い分けましょう。例えば「このキーワードってちょっと古い気もするけどまだ今も検索されてるかな」という場合はGoogleトレンド、「キーワードは決まったけど関連キーワードも調べておくか」というときにはGoogleキーワードプランナーをという感じですね。
キーワードの向こう側にいるターゲット像も忘れずに
ツールとしてはブログのタイトル決めだけではなく、内容そのものを考える前にも使えますし、WEBで検索されやすいキーワードの組合わせなどから、自社に関連するキーワードを検索する人のニーズも推測できます。
そしてニーズを調べることで、ターゲット像が推測できれば、内容の最適化もしやすいですよね。
例えば「肩こり」で検索する人は同時に「ストレッチ」で検索する人が多いです。つまり肩こりをストレッチで直したい人が多いことが推測できます。そこを自社の商品に紐付けて情報発信するという流れです。
あと、気をつけなければいけないのは、どのくらいの検索数があるかと同様に、どのくらいの検索結果があるかも同時に確認しておくこと。検索数が多いからといってキーワードを選んでも、競合となる検索結果のコンテンツが多すぎては、結局見つけてもらいにくくなります。
探すべきは、「自社のターゲットにマッチした」「検索数が多く」「検索結果が少ない」キーワードです。
ぜひ一度両方のツールを使ってキーワードを調べてみてください!